HID (High Intensity Discharge)
1. HIDについて
世間では、「HID (high intensity discharge)」とか、単に「ディスチャージ」とか、封入ガス名の「キセノン」とか言われている。通常のライトが電球(フィラメントを赤熱させて光る)であるのに対して、HIDは蛍光灯(放電により光る)である。よって、明るくて省電力である。
日本で最初に新車装着されたのは、実は三菱ふそうのスーパーグレート?!その後も、大型トラック主体で市場を形成してきた。乗用車に装着されるようになってからは、好き物が流用とかをしていた。しかし、値段は20万円とかしていて、一般人がどうにかなるものではなかったし、バルブ(電球の場合)とバーナー(HIDの場合)の規格は異なっていて、ポン付けできる代物ではない。
しかし、こんなにすばらしいものを指をくわえてみている人だけではなかった。解体車でHIDユニットがでてくるようになると、皆こぞって、自分のバルブ形状に合わせて加工。という人が増えてくる。そうすれば、アフターパーツメーカも当然やる気になるわけ。
ベロフとかサン電子なんかは、非常に老舗に該当するのでは?
クオリティの高いアフターHIDが出てくるが、なんせまだ10万円以上は軽くする代物でした。ついでに、H1やH3は良いが、多くの車に採用されているH4はハイロー切り替えが必要なためロー側固定の物なので、車検は非対応。都内はそれでも良いが、郊外はハイがないのはやはり痛い。
しかし、2003年ごろから、ハイロー切り替えが可能でかつ低価格の商品が現れてきた。店頭価格でも、8万円ぐらいで購入可能。特に、サンヨーテクニカからは、これまでの35Wから21Wに省電力化、コンパクト化、低価格化の商品が発売され、市場でも30000円を切る価格で売買されるようになった。
そこで、今回、TD-2100を購入しようと思ったが、6000Kしか選べないのと、明るさが良くわからないので、従来の35Wのものを購入した。悪天候のことも考え、4300Kのものにした。当然、ハイロー切り替え付。ちなみに40000円強です。
2. 取り付け
1. まず最初にキットの確認と点灯確認をします。(これをやらないとバーナーは保証外になります)
2. バンパー、ウィンカー、ヘッドライトを外します。
3. ヘッドライトに遮光板を組みます。遮光板を固定する針金がうまく引っかからないので、多少、ライト側を削りました。(サンテカは、台座部分がプラスティックでできているため、114では要加工です。他社の金属台座なら問題なしです。)
4. バーナーを入れます。
5. 防水ゴムを取り付けます。残念ながら、微妙にはみ出てしまいました。(他社製ならうまく入ったかも)
6. ゴムの隙間から、水が入らないようにシールします。今回は、アルミテープにしました。運転席側は、配線長さの都合によりハイロー切り替えコントローラをライト裏に取り付けました。助手席側はスペースが少ないため他の場所に取り付ける予定です。
7. ライト下にはそこそこスペースがありますが、配線をうまくつなげないので、バラスト(昇圧装置)は、ウィンカー裏に取り付けました。
8. コントローラは、運転席側はバンパー裏へ。助手席側は、エアコンのレシーバタンクがあるので、フェンダーに付けました。(手探りでつけたので、写真はありません。)
3. 点灯
やはり、取り付け場所の検討に時間がかかり、おおよそ3時間かかりました。
スモール状態です。ウィンカーポジションキットにより、ウィンカー部のみ点灯。ヘッドライト内のスモールは外しました。(法律上、スモールランプは複数個は認めるが、同色である必要があるため!まあ、ソケットも割れてることだし、、、)
ライトオンです!ま・ぶ・し・い! 光軸調整もきちんとしなくては、迷惑になります。
おまけ
うちの場合、スペアのヘッドライトと交換だったため、ライトをばらして掃除しました。今までついていた奴もかなり曇ってました。挙句にバルブも、、、どっちが清掃前か一目瞭然ですね。