9.  GS 16V への道のり

GS 16V  について

1. ドナー購入

 2001年3月28日、某サンより購入!1994年式 GTi BRG

この車両は、実は、いろいろとモディファイされたものであった。

 1. ドライビングポジションの改善 (シフトレバーのオフセット、シートのあんこ抜き、レールのオフセット&ローポジション化、ステアリングコラムの位置変更)

 2. アーシング (ヘッドーボディ)

 3. マフラー (バイク用サイレンサー使用)

 4. ボンネットの振動低減

 5. サーモスタットの取り外し

 6. ホイルオフセット調整(フロント8mm、リア10mm)

 

2. のせかえ範囲の検討

以下の条件について検討を行った。

 1. ヘッドのみ 

利点 改造申請が要らず、作業が容易である。

欠点 ピストン形状が異なる恐れがある。また、レスポンスの良さがフライホイールによるものとすると、効果が半減してしまう。

 2. エンジンのみ

利点 エンジンの違いによる効果がわかりやすい、また、比較的容易である。

欠点 改造申請が必要になる。その際、駆動系の強度計算もしくは同一部品使用の確認が必要!ギア比の違いにより加速が不安。

 3. エンジン&ミッション&駆動系すべて

利点 GTiそのままの性能が引き出せる。改造申請が容易である。

欠点 未知の領域であり、時間が読めない。エンジンクレーン等、大物工具が必要になる。

検討した結果、 「3. エンジン&ミッション&駆動系すべて」 にした。

また、配線の相違の検討を行った結果、相違があり、一部変更は難しいと考え、エンジン周りの配線をすべて移植することにした。

3.必要部品の購入
 

まず、ドナーのエンジンが8万キロ以上を走行していたため、念のため、タイミングベルトおよびテンショナー、いわゆるファンベルトの交換をした。その他、移植中に発見したものとして、水周りホース、エアフィルタ、ラジエータキャップ、オイルパンガスケット。

以下に示すのは、すべて、GTi用部品です。また、エンジン番号により部品は異なります。ご注意ください。

部品名 部品番号

値段

タイミングベルト

GTB 1238 XS

7650

タイミングベルトテンショナ

LHP 10015

5550

オルタネータベルト

4PK745

2400

エアコンベルト

4PK510

2000

サーモスタット

GTS 301

2000

ラジエータキャップ

GRC 1184

1050

オイルパンガスケット

GUG 703004 SG

3850

ウォーターホース

GRH 1193

1850

ウォーターホース

GRH 1200

1550

ウォーターホース

GRH 1333

1750

ウォーターホース GRH 1201 2550
ウォーターホース GRH 1106 2650
ウォーターホース PCH 10718 3450
サブタンクホース GRH 1105 1550
オイルエレメント GFE 280 960
エアエレメント

GFE 2483

1800

4.移植

2001年6月第1週 日曜日 ドナーGTiの配線、配管を外し始める。おおよそ、エンジン周りは終わる。

2001年6月第2週 

金曜日 ドナーGTiの足回り、ラジエータを外す。GSのエアコンガスを回収してもらう。GSのエンジン、足回りをはずす。

土曜日 GSエンジン&ミッションをおろす。GTiのエンジンをおろし、サーモスタッドの交換をする。スロットルワイヤ、スピードワイヤをGSから移植する。16Vエンジン&ミッションをのせる。足回りの移植。

日曜日 ベンチレーテッドディスクを研磨し、移植する。

 

 


5.改造申請

改造申請書類を作成しました。

 

 

 

 

 

 

GS 16V  limousine について

1. 計画

 2001年5月11日、ふとしたことから、後部座席のスペースを拡大することを思いついた。

まず、どうやって椅子を下げるか?単純に、床穴の位置は変更できるのか?背もたれは?トランクは?

など、いろいろ考えなくてはいけないことがある。

床穴は、ステーを作成して移動できるめどがついた。

背もたれも、ステーで移動できそうだ。

トランクは、元から、プラスティック部品がだめになっていたので、作り直すつもりだったのでどうにでもなる。

最後に残ったのが、椅子を移動することにより、座面がホイルハウスに干渉してしまう。

これは、椅子のフレームを加工しなくてはいけない。これさえ、どうにかすれば、リムジンになりそうである。

 

2. 準備

 2001年6月、いつもの加工屋サン?に図面を書いて、作成をお願いした。

それに伴い、ボルト、ナット、汎用ステーを購入。

また、椅子の後ろ足がスペアタイヤ上に張り出すため、床材も購入、全部合わせても10000円弱。

 

3. リムジン!

 2002年6月10日、とりあえず、椅子やら、トランクの部品やらを外す。

すると、事故の後が、、、

やっぱり、結構やってたのね!

床穴を移動し、椅子を取り付けるもののどうにも、座面が収まらない。当初の予定通りである。

曲げに試みるが、素手では曲げられない。仕方ないので、切ってしまった。すると、座面が歪んでしまった。チャイルドシートを取り付けるためなので、良しとする。

その後、床板を製作した。

なんかキャンピングカーを作ったときを思い出してしまった。

最後に背もたれを固定して終了! 

前の椅子を一番後ろにしてもこの広さ!    

  2002年7月、トランクがあまりにも貧相になってしまったので、トレーおよびタイヤハウスカバーを製作した。

固定方法や設計二時間を要したが、まずまずの出来である。

しかし、トレーを長方形で切ってしまったが、実際には、緩いRがあったので、ハッチを閉めると隙間が多くなってしまった。

再製作予定である。

 

 

 

 

 

 

 

再製作しました!

理由は、上記に加え、使用した材料(フォルカタ材)がいまいちだった。できるだけ安く軽量な材料を使用したのだが、それが仇となり、荷物が動いた衝撃で割れてしまう。補強も加えたが、焼け石に水!

再度安く、強度のある材料ということでフローリング材を用いた。

ついでに、若干、クオリティ向上を行い、トレー部にも細工を加えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HOME   114_TOP