ヘッドOH日記

プロローグ

 症状として、1気筒の排気側から冷却水が漏れた。でも、たまにである。

そのうち、走っていると甘いかほりがすることがあるようになった。

だましだまし、乗っていた。

しかし、冷却水のリザーブタンクを見てみると、、、

やっぱ外だけジャン!冷却水とオイルは混ざっていない!!

が、タンクの淵を触るとべとべと! これは、やばいんちゃうかい。

ということで、寒い中作業をすることにした。

 

交換部品一覧

部品名 部品番号 個数 単価
シリンダーガスケット GUG702576 1 9900
カムシャフトオイルシール LUC100220 4 980
ウォータポンプOリング GUG705677 GM 1 500
ステムシール LUB100350 16 600
燃料フィルター GFE7059 1 3200
燃料フィルターOリング EDP9976 2 120
インマニガスケット GUG704004 1 540
エキマニガスケット GUG704430 1 1200

 

作業経過

 まず、手始めにクランクプーリのボルトを外す。これが外れないと後々困るんで、真っ先にやる。やり方は、クランク側だけ馬を掛ける。もちろん安全のため!もちろんタイヤも外す。そしたら、ギアを1stにする。スタッドボルトに鉄棒を引っ掛け、クランクを回して、固定する。1mくらい延長したスピンナー(絶対ラチェットは使わない)で力いっぱいまわす。最初は駆動系がねじれるため、半回転ぐらい回るが、気にせず緩むまでまわす。

 その後は、上死点をあわせ、タイミングベルトカバーから、配線、燃料配管、マフラー等々つながっている物をひたすら外す。GTiではO2センサーも外さないとエアコンの配管に引っかかって外れません。フロント側のエンジンマウントも外さないといけません。もちろん、スロットルワイヤーも忘れずに!

 外せるものを外したら、タイミングベルトを外します。一応、上死点付近であるから、カムプーリ、クランクプーリ、とタイミングベルトにマーキングしておきます。そして、カムプーリとベルトをタイラップで固定しておくと後で楽チンです。タイミングベルト交換する場合は、まったく持って意味ないですが、、、

 ここでやっと、ヘッドボルトを緩めます。基本は、緩めるときは外から対角で内側に向けて!締めるときは内側から!理由は、締めるときに、ガスケットを内側から外側に押し出す感じをイメージするとわかりやすいと思います。

 インマニ、エキマニごとヨイショとやってください。やる前にちゃんと置き場は作ってくださいね!

 そうしたら、ガスケット外して、逆の手順です。

 今回は、せっかくなのでステムシールも交換しました。私は、ヘッドを外す場合、ステムシールとカムシャフトのオイルシールとバルブのすり合わせを行うようにしています。たいてい、燃料室のスラッジ落しもしますが、、、

 この辺は、特殊工具が必要となります。