構造変更検査
目的 エンジン型式の異なるエンジンを載せる
1.陸運支局へ行き、改造後に車検が取れるものなのか、確認します.
はじめに、あちこちたらいまわしにされて、「改造自動車の申請書」を入手しなければなりません.
その後、陸運支局の改造車の担当者を探し、改造が合法かどうか確認します.ここでもたらいまわし、、、
その際、専門家と話すことになるので、くるまのことをそれなりに知っておく必要があります.(知らない人は、業者に頼もう!!)
また、何をやりたいかもきちんと整理しておかないといけなません.私の場合、エンジン型式の異なるエンジンを載せたい〜.でした.
しかし、ドナーとなるエンジンは同一車種からの移植となる(型式は違うが)ことをきちんと伝えます.
エンジンの出力向上がある場合(ほとんどのケース)、駆動系の強度計算が必要になります.
しかし、素人には簡単にできません.特に輸入車はデータがありません.
そこで、提案されたのはドナーの車から、駆動系(クラッチ、ミッション、デフ、ドライブシャフト、ハブ等)をそのまま使用することです.
そうすれば、ドナーは公道を走れる車なわけなので、強度は保証されています.だから、移植しても強度は足りているはずです.
また、排ガス浄化装置についても、同様の見解でした.
要するに、エンジンにくっついている部品は全部移植すれば、難しい書類は一切要りません.
ついでに、書き方も教わっておきましょう.目的とか言われても、困りますからね.動力性能向上のため!で良いらしいです.
2.「改造自動車の申請書」の提出
必要書類(先ほどの書類+車検証のコピー)を集めて、陸運支局に行きます.
今回提出したのは、載せ換え前後のエンジンルームの写真、エンジン等ASSYの写真、ドライブシャフトの写真.
変更したものの諸元表.あとは、「改造自動車の申請書」だけです.(写真参照)
実際には、すでに車はできている必要があります.なぜかといえば、書類審査に要する日数が約1週間.その後すぐ、検査となります.
ついでに書類に変更後の写真を載せているわけですし、、、.
その際、担当者が異なると要求してくる資料が変わるので要注意です!何度行っても、書類が不備になってしまいます.
ここでも、もう一度、改造内容をきちんと伝えます.
書類を受け取ってもらえば、次は検査の準備です.受け取ってもらえれば、まず返されることは無いようです.
このときに、ラインの下見と構造変更検査に必要な書類を購入しておくと良いでしょう.また,たらいまわしですが、、、
たぶん、書類は間違えるでしょうから、2部買っておくことを薦めます.
3.構造変更検査の書類の記入
まず、大体は車検証に書いてある事項を移します.注意しないといけないのは、変更後の諸元の書かないといけません.
よって、場合によっては、車重、寸法等ほとんど空欄になります.
4.検査の予約
そうこうしているうちに、陸運支局から書類OKの連絡がきます.そうしたら、電話で構造変更検査の予約を取りましょう.
24時間OKです.
5.検査当日
まず、書類をそろえます.それから、納税確認のはんこをもらい、重量税、手数料を払います.(重量が区分を超える可能性のある場合は後回し)
ここの、おね〜さまに次に行く窓口を指示されます.
記入したら(わからなかったので、ほとんど空欄でした)、指示された窓口へ行きます.
ここで、いかついおじさんの書類チェックを受けると、ラインに並ぶよう指示されます.
ラインに並ぶと、これまた、強面のおじさんが迫ってきて、書類を奪われ、なにやらいちゃもんをつけられます.ウインカーやら、ブレーキやら、、、
このとき、字が書きやすいように台紙を持っていくと、好印象です.
そうしたら、メインイベントのライン検査です.私の場合は、ラインが混んでいたので先に車重測定になりました.
スペアタイヤもおろしていかず、トランクに工具が入っていましたが、そのまま、測りました.ふつうはな〜、、、、と怒られましたが、、、
おかげで、車重がかなり重くなってしまいました.まあ、区分が変わらなかったのでいいんですが、きわどい人はできるだけ軽量化に励みましょう!!
その後、また、最後尾に並ばされました.意味無いじゃん!!(内心)
そして,待つこと15分、自分の番が回ってきました.
行くぞ!!と気合を入れたものの、隣で見ていてくれるやさしい検査官(初めてです!って申告すると見守ってくれる)に、ゆっくりだぞ!と言われます.
しか〜し、マニュアル君はそんなにゆっくり走れません!最初から、だめでした.バックして、再びチャレンジ!
今度はこれ以上は無理じゃ!というくらいゆっくり進みます.●が出た!!
やった!でも,これからが、鬼門のブレーキ検査です!
言われるままに、40km/hでパッシング!でも、車が動かないと、どこで変速していいか良くわからんです.とりあえず、●!
次に、光軸検査!車をとめて、ハイビーム!でも、エンジンも止まってしまいました.カッコワル.となりの検査官が、ライトついてんのか?とほざく!
点いてるだろ!よく見んかい!と思いつつ、無視(余裕なし)●!ふ〜.
その後ブレーキ検査.気合入れて踏む、アクセルも一緒に踏んでしまう.カッコワル.(114はペダルの間隔が非常に狭い)
とりあえず、●!次にサイドブレーキ(114は甘い)!気合で引くが、スリップする.だってスタッドレスだもん、、、
隣りのおやじ曰く、もっと!もっと!でも、これ以上引けない、、、そのうち、温まって止まった.●!危なかった.
そして、排ガス検査、これは余裕のよっちゃんです.だめといわれても困ります.もちろん、●!
最後に下回り検査、ゆさゆさされながら、終了!ふ〜〜終わった.最後にチェックシートをガチャコンして終わりです.
ユーザーなんてちょろいもんさ!
しかし、今回は構造変更です.そのまま、ほかのラインへ行き、構造変更担当者に変更箇所の確認をしてもらいます.
特に難しいことも無く、確認されたのは、触媒の有無とO2センサー.もちろん、なかったら走れないさ.最近の車は、、、、
そのあと、小さな小屋で最終のはんこをもらって、終わり!のはずが、書類が足りないといわれ、買いに行く羽目に、、、
だって必要書類全部売ってくれたんじゃないのかヨ!と思いつつ、窓口で購入しました.
そして、それも書き方がわからんので、そのまま、事務所に出すと、書き方を教えてくれます.というよりは、赤鉛筆で全部書いてくれます.
その後自分で枠に移せばよいです.だったら、書いてくれればいいのに!と思いつつ、適当に仕上げ、提出します!
あとは、新しい車検証ができるのを待ちます.でも、待っている人がたくさんいるので、時間がかかりそうです.
しかし、すぐ呼ばれました!ラッキーと思ったら、印紙が足りないとのこと!
おね〜さん、ちゃんと全部売ってよ.と思いつつ、ダッシュで買いに行きます!
買ってきて、渡そうとすると、車検証と引き換えでいいそうです.じゃ〜、走っただけ無駄ジャン!
しばし、待ちます.やっと呼ばれます!新しい車検証ゲット!○改ジャー!と喜ぶものの、エンジン形式変わって無いじゃん.
近くのかわいい(ほんとにかわいい)おね〜さんに文句を言います.後ろから、おやじが出てきて、確認してもらいます.
どうやら、適当に書いたシートにエンジン型式を変更するように書いてなかったらしい.でも、わかるだろ〜.
また,しばし待ちます.今度はちゃんとしたものが来ました!うれし〜.
今日は、ほんとにいろいろやらされたもんです.
みんながちゃんと仕事してくれれば、もっと楽チンなのにさ〜.完