エアコン取り付け編
ことしの夏は非常に暑かった.
特に梅雨明けの7月からは猛暑が続いた.
アクティをKH3(日産のスーパーブラックね)に全塗装してから,数年経つがこの猛暑では全く乗れない.
しかしながら,荷物の引き取りなどで日中に乗りたいこともある.
で,今までちょっとだけ我慢してきたが,やむなくエアコンをつけることに.正確にはクーラーだけども.
というわけで,いつもの某オクで探すといいタイミングで出品されている.
それも,20%のTポイント還元期間中.
さらに追い風は,R134a仕様だということ.
660ccの初代アクティでは,うちのアクティは前期型なので,R12が標準品.顔面変更したマイチェン後には,R134a仕様がある.
ポンづけではないようだが,そこはバイタリティでカバー.
今更,R12のガスを使うのもやだし,R12代替も面倒だし,,,
ということで無事落札.
大物部品はほとんどそろっているので,ショートパーツだけ買い揃えるつもりでした.
で,いろいろ調べると,メーカーオプションではなく,ディーラーオプション品でした.なおさら,都合がいいや.
まずは,足りない部品やレシーバーなどの手配をしようかと.
ちなみにアクティのエアコンですが,エンジンがミッドシップということもあり,結構複雑な構成.
当然コンプレッサはエンジンについてますが,農耕仕様というのもあるのか,ベルト類はフルカバーです.
なので,純正然とするなら,ベルトカバーとその固定ボルト類が必要.
コンプレッサーからコンデンサに向かうわけですが,ラジエータ前にスペースがないので(設計時に想定してない),
エンジンとスペアタイヤの間に水平配置され電動ファンで下向きに冷却という仕組み.ここは,配管ステーのみ必要.
コンデンサーからサブコンデンサに向かいます.サブコンデンサは非常に小さいですが,ラジ前に.
これがないとR134aでは冷えなかったんでしょうね.
ここまでのラインでも配管ステーのみ必要.
この後,エバポに向かいますが,エバポは運転席座面下.
ここから,再び室外にでて,ドライヤーを経てコンプレッサへ.
ここも配管ステー以外はどうにかなりそう.
一番のネックは,運転席のエバポからダッシュボード下のヒータユニットにダクトで冷気を導入してます.
そのダクトにも化粧カバーが必要.
ダクトが2分割なので,ダクト2本と化粧カバーが必要です.
ちなみにこのダクトはヒータの内気循環の吸い込み口に入ります.
なので,エアコン使用時は,内気循環にしないと冷気を吸えないわけです.
そのため,ヒータユニットに内気循環でないとエアコンがONできないようなリミットスイッチもついてます.
配線の類でいうと,クラッチペダルの上にあるヒューズボックスから電源を引き,エバポのユニットについているリレーに電源供給ですが,
純正と配線の意味合いが違うらしく,ここの電源を使用して,ラジファンも制御しますので,
コンデンサファンへの配線,コンプレッサへの配線,ラジファンへの配線と室外も結構あちこちに配線が行きます.
あとは,エンジンのアイドルアップが必要なので,アイドルアップ用のダイヤフラムと制御ダイヤフラム.キャブなので,,,
エンジン側のダイヤフラムがないので,これも必要です.
ということで追加で買うものリストですが,
○ベルトカバー周辺.
○配管のステー
○エバポのフィルタ
○エバポとヒータのダクト.
○ダクトカバー
○アイドルアップ用ダイヤフラム.
で,ベルトカバーとダイヤフラムは某オクで純正新品を購入.
配管ステー類は部品商に新品発注.が,しかし,ほとんど製造中止.
金属系の配管ステーはおおむね入手できましたが、プラスチック系のステーは全滅。生産中止だとか、、、
いやいや、プラ部品こそ作ってくれよ。
これないと、高圧配管固定できないし、、、そもそも、ミッドシップで配管がえらい長いのに、、、
さらに、エアコンのエバポのドレンも生産中止。
エアコンエバポが運転席につくわけですが、そこから、ヒータユニットまでのダクトも生産中止。
ダクトは某オクで探すものの見つからず.2本中1本はあるんだけど,,,
解体業者に連絡するものの,回答は得られず.
そうこうしているうちに,盆休みに突入してしまう.
このままでは,取り付ける前に夏が終わってしまうので,やむなく,新品発注.
が,製造中止.
なので,再度,地道に某オクで探すものの,どうにもならず.
結局、ほとんど部品がそろわず。盆休み突入です。
とは言え,何もしないわけにはいかないので,購入した部品の清掃をします.
まずは,一番の汚物のエバポです.
次は,コンデンサです.塗装までしてきれいにしました.
で,何もしないで夏が終わるのも嫌なので,盆休みの前半?の土日月は,エアコンを取り付けてました.
エバポから出るダクトが手配できないので,仮設ですが,,,
この猛暑で作業効率も悪く,挙句に取説も何もないので,どこに配管を通すかもわからず,完全手さぐり.
あっちを通し,こっちを通し,こっちの部品を外し,,,てな具合です.
それも年式違いのR134a用なので,ステーがつかなかったり,ステーを作ったり,,
当然,オイルは全交換,Oリングも全交換.
詳細としては,クランクプーリーがエアコンベルト用に2本がけになりますので,交換です.
コンプレッサのステーをエンジンに取り付け,コンプレッサを付け,ベルトを張り,ベルトカバーを取り付け,,,
次に大物のコンデンサとコンデンサファンです.
さらに,キャブレターにつけるダイヤフラムです.写真右側のダイヤフラムが今回取り付け部品です.
あとは,フロントに設置するサブコンデンサです.年式違いのため,ステーも何もかも製作です.
オイルのことを考えて,あえて,左下がりにしてみました.
一番の問題は,バンパー形状も違うので,バンパーを切りました.しかし,サブコンデンサが半分しか見えない.でも,バーを切るもの気が引けて.
配管のステーは,配管にスポンジテープを巻きタイラップ固定にしました.
配線も取り回しがことなるのか,年式違いだからか,ラジエータファンまで配線が届かなかったので,延長しました.
ヒータユニットに内気循環時のみエアコンが入るようにするためのリミットスイッチも取り付けます.
ということで,ここまでしかできませんので,残りの作業はダクト入手後となります.
盆明けにどうにか,ダクト1本とカバーを売っている岡山の業者で無事落札.
が,待てど暮らせど納品されず.
連絡しても蕎麦屋の出前状態で,挙句の果てにどっかに行ってしまったとか.
探しても見つからないとか.いつまでも待てないので,キャンセルしました.3週間ほど無駄にしました.
で,他の業者で割高でしたが(新品と同額),無事落札.
しかし,部品それぞれに送料がかかるとか.
ダクトとそのカバーなので,カバーの中にダクト入れて梱包は十分可能なはず.
埒が明かないので,キャンセルを申し出ると,一緒に送りますとのこと.
だったら,最初からそうすればいいのに,,,ぼったくりなのね,,,ちなみにこやつも岡山の業者.岡山ヤバシ.
結局のところ,ダクト1本は自作することになります.で,9月に入りやっとのことで作業続行.
写真にあるのが,購入したダクト.シフトレバーの下にあるのが,自作ダクト.都合により写真はなし.
ダクトがついたので,エバポを本固定して,配管も本締めして,一応の完成です.
真空引きも無事終了し,たくさんの添加剤と入れて,規定量相当のガスを注入し,完了.
ただ,効きはあまりよくなく,炎天下だと,かろうじて室内にいられる感じ.
トラックって,かなり効くイメージだったけど,,,
たぶん,断熱性がないので,冷却分より,入ってくる熱量の方が多いんでしょうね.
ボディ黒いし,断熱材どころか,カーペットもないし.
すでに,秋の気配なので,ほんとの効きはわかりませんが,除湿だけでも使えるようになったので,満足です.
で,ダクトカバーが純正色のグレーだと不釣り合いなので,塗装して,装着です.
結局,5万円以上はかかったのですが,,,
エアコン付の軽トラ買った方がよかったんじゃね?って,話もありますが,,,,