MY PIAZZA OH 日記
第1回 OH
あれは忘れもしない、ある日!
ふと、エンジンをかけるとなぜかエンジンが止まりそう。アイドルアップがない!
どうやら、エアレギュレータが死んだようだ!交換じゃ!
K氏に連絡すると、ヘッド下ろさないといけないようだ。できないことはないといっていたが、、、
ついでだ、いじってから載せよう!一石二鳥じゃー
でも、ヘッド下ろすと車動かないし、、、そうだ、スペアがあればよいのだ!!
それから、学校へスペアヘッドを持っていき、こつこつと学校でポートを研磨するはずもなく、
一年近くも寝かせてしまった。
その間もちろん、アイドルアップはない!
そして、卒業間近、卒業したらおいしい工具が使えん!と一念発起し、作業に取り掛かる。
まずは、バラス。これは楽勝!いつもやってるからね!ただ、スタッドのトルクがむちゃくちゃじゃ!
そして、圧縮比を量る。これは、燃焼室にメタノールを入れた。
よくガソリンを使うが、うちの研究室にはなかった。エンジンはあってもガソリンは使わんのだ!
要は、燃焼室についた油ではじかなければよいのだ。現在データなし、、、
計算から言うと、確か、0.8mm面研で圧縮比8.5のはず?かなり怪しい!当時はちゃんと計算した!
ちなみに、バルブとの間にはこんもりグリスを塗った。なぜって、メタがもれてくるのです。
すりあわせが死んでるとそうなります。
根っからの不精者につき、マスキングなしで研磨にはいる。どうせ面研するし!
まずは、砂地の燃焼室からはじめた。これが、かなりのもので、一時間で一筒終わらずに、4日を費やした。
なぜか意味不明の突起があった。迷った挙句(30秒ぐらい)削り落としてやった!ざまあ!いすず!
その後インテークのポート研磨にはいる。これも曲者で、バルブガイドが邪魔であまりきれいにならない。
基本道理、入り口デカク、後つぼめになるようにがんばる。より直線的に!
作業は、金属やすり(電動工具に付けるやつ)、荒めの砥石、ペーパー。ここまで電動工具フル活用。
その後、耐水ペーパ、コンパウンド!で仕上げ。でも、鏡面にはほど遠い!
一通り終わったとこで、今度は、プラグ穴の修正!
エクゾースとのばりとり、ウオータジャケットのばりとりを行い、本加工に入る。
まず、重要なヘッドーブロックの面研!これは、いろいろ問題が生じて大変だった。
フライスの送りが、10mm足りなかった。ストッパーをはずしたことで対処!
しかし、自動送りが使えなかった。また、エンドミルが20mm程度と細く、10往復しなければならない!
おかげで、3時間かかってしまった。手送りで、、、
その後、ヘッドーインマニ、ヘッドーエキマニ間の面研を行う。
通常は必要ないと思うが、マスキングしなかったため、がたがたになってしまったのであった。
結果からすると新品みたいで気持ちいい!
そして、きれいに油洗いする。
油洗いは、灯油で洗い切削粉、油を取り除くために行う。そしてやっと、組み立てにはいることになる。
バルブのすりあわせを行う。
これは、バルブコンパウンドというものを使用し、たこ棒でくるくる回しながら、面を出す。
よく押し付けてまわすものがおるが、うちの研究室ではタブーである。
まわした勢いを持続させながら、たたきつける!これが正しい!らしい?
どうしても一本だけ面が出ず、バルブを確認したところ、ステムがわずかに変形していた。
あまり深いことは考えず(ヘッドもイッてるかも知れないので)バルブだけ注文した。
その後は、順調に組みあがり、今にいたる。
違う!これからが、重要なんじゃ!
組みあがったヘッドは自宅に持ち帰り、大切に保存する。
天気予報を確認し、車からヘッドを降ろす。
まあ、インマニ、エキマニ、タービンがついてくることを除けば、ごく普通のエンジンであった。
しかし、一人で運ぶのは尋常じゃなかった。もういらないからいいものの、また使うとなると、、、
そして、ピストンのカーボンを落とし、ガスケットをはがし、放置する。
次の日、朝もハヨから、ヘッドを載せる。なぜか?なぜなんだ、位置決めピンが合わない。
まあ、いいや。とはずして組んだ!
もちろんガスケット、ねじ類は全部新品。もちろん、主役のエアレギュレータ君も交換!
と同時に、マフラーも交換してしまった。
そしてエンジン始動。が、かからず。やってもうた!と思ったがさすがに冷静。
つかさず、プラグコードを確認。やっぱな!
再び、始動!あれ?アイドルアップが、、、、ない!ドウシテ(涙)。
さんざん、悩んだあげく、いまだ解決のみこみなし。
しかし、マフラーのおかげか、圧縮比アップのおかげか、すばらしく低速から使えるエンジンになりました。
第2回 ヘッドあけた
ある晩のこと、会社から帰宅し、車から降りると、何故か、シューと言っている.
どうしたものかと思い、懐中電灯を持ってきて、タイヤを見回すものの変化無し.
何が漏れているのだろうと考えること、2秒!あまいかほりが、、、これは、LLC?急いでボンネットを開けるものの、何もない.???
音をたどっていくと、見ることはできないが、どうやらインマニ下らしい.これは、ブロック割れたか?ホースが切れたか?
とりあえず、冷却水圧力を抜くことにした.すると、当然ながら、音はやみ、周囲は静まり返った.
あああああ、どうすんべ!
そういえば、この前、切れたホースを交換した際、余ったホースが1本あった.
どこに使うかわからず、ほっといたのだ.もしや、それがインマニ下か?でも見えないから確認できない.
kサンに相談するものの、無理な体勢で原因かわからないホースを交換するか、いっそのこと、ヘッドを開けるか?
でも、2年前にヘッド開けてるしな、、、
やむなく、周辺部品を取り外す.しかし、原因が確定できない.ホースバンドもさびていて、つまめない.
無駄な時間が過ぎる.のは嫌いなので、さっさとヘッドをおろす.前回もそうだったが、タービン後の配管とブロックを固定しているねじがはずれない.
よって、前回はタービンをはずした.でも、配管がいっぱいで、やりたくなかったので、今回はエキマニからはずすことにした.
が、13年の月日はねじを2本犠牲にした.= スタッドが抜けない = エキマニが死んだ.
そんなトラブルがあったものの、無事、ヘッドは降りた.
原因は、やはり、そのホースだった.3センチほど裂けていた.
せっかくだから、タイミングベルトとアイドルアップ不調の原因になっていた、
エアレギュレータのホースを交換することにした.
教訓として、交換していない水回りのホースも交換することにした.
部品を注文するものの、1週間待ったあげく、半分しか入らない.
それも、もう捨てちゃったエアレギュレータのホースがないらしい.
やむなく、ディーラを変えた.
しかし、エアレギュレータのホースだけはないらしい.
水ホースも入荷未定だという.
とりあえず、捨てちまったものはしょうがないので、kさんに連絡し、
中古を送ってもらう.
1週間後、部品が揃い、作業に入る.
ついでに、テスタロッサにしよう計画が勃発した.
ウォータポンプ、オイルシール、タイミングベルト、Vベルト、等々ほとんど新品になった.
これで、ホース1本を除き、安心して乗れる.はずである.が、アイドルアップと引き替えにアイドル不調に陥った.